シンガポール転職も、駐在員の立場が注目される理由

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日本からシンガポールに異動して駐在員として勤務する場合、給料などの待遇はどうなるのでしょうか。基本的には現地採用スタッフとは異なり、駐在員は日本基準の給料体系を取っている企業が多いので、あまり大きな違いが生じないケースがほとんどでしょう。しかし、保険や年金などの公共サービスの違いや、住居や車維持にかかる費用などが異なるため、手当という面で変化をつけている企業が多くなっています。

まず、シンガポールでは、乗用車を持つためには多額の税金を払う必要があり、日本で車を買うよりも何倍もコストがかかります。この国は公共交通機関が発達しているので、車を持たなくても十分生活できるとはいえ必要になることも多いので、交通費または車のための手当や援助を行っている日系企業も多くあります。駐在員として現地に根ざして生活とビジネスを行っていくわけですから、こうしたバックアップを行っている企業を見つけて転職を考えるのは大事です。

また、日系企業の多くはシンガポールの中心地にオフィスを構えていますが、中心地は大変家賃が高くなっています。そのため、通勤に便利で安全な地域を選ぶとどうしても高額な家賃が発生してしまいます。そのため、大手の日系企業では駐在員を会社借り上げの、いわば社宅に住んでもらうことが多くなっています。その方が、異動の際にも様々な面倒な手続きをせずに済みますし、会社としても安全を確認できますのでメリットが大きいのです。

駐在員は現地採用よりも手当も待遇もよく仕事をする生活インフラが整っており求人は狭き門となる傾向があります。仕事の情報を得たらすぐアプローチできるように転職サイトを使って手配しておくと良いです。(参考:シンガポール転職はコレで実現)応募先企業は日本企業なので国内で転職活動ができます。

営業マンとしてシンガポールで転職できる企業と条件とは

シンガポールは東南アジアだけでなく、世界のビジネスの拠点として多くの大企業が集まっています。そのため、多くのグルーバル企業は、工場や業務機能を持っていなくても、営業用の拠点を構えています。つまり、営業職の人にとっては格好の、転職先企業を見つけやすいところと言えます。

もちろん、日系企業もたくさんシンガポールに進出していて、この分野の求人は多く見つけることができます。募集の条件を見てみると、最低でもビジネスレベルの英語を求めてるところがほとんどです。その他に、中国語やインドネシア語、アラビア語など周辺地域の言葉を使えれば大変有利でしょう。また、携わろうしている分野での営業経験が、3年もしくは5年以上あることを条件にしているところも多くなっています。

条件面では比較的他の業種と比べても、好条件の求人が多く見られます。また、一見するとあまり給与が高くないように見えても、ボーナスが業績に応じた計算方法を採っていて、売り上げが良ければかなり高収入を狙えるという、成果報酬制となっているところもあります。この方式を採っている企業へのシンガポール転職を考えているのであれば、事前にどのような基準で成果が反映されるのか、しっかりと確認しておくと良いでしょう。

また、海外出張の場合の手当や、経費としてどの程度落とせるものなのかも調べておきましょう。日本での習慣や考え方と違うことも多々ありますので、疑問に思ったら面接時にしっかり確認することが大切です。

サービス業での転職は可能?接客・販売から高度な知識を必要とするものまで

シンガポールには、IT業や物流業だけでなくサービス関連の日系企業がたくさん進出しています。この分野での業務は主にいくつかに分かれていて、日本人や日系企業向けの商売を行っているところと、日本の高いサービス商品を世界に向けて発信しているところがあります。

日本人向けの業務では、旅行や企業の出張、取材活動などのコーディネイトをする仕事や、広告・プロモーションを行うものなどがあります。また、駐在員の家族へのアテンドや案内業務、子どもたちへの家庭教師や英語教育など、限定された範囲のものもあります。

こうした、日本人または日系企業にターゲットを絞ったものでは、やはり給料が高くなる傾向が見られ、日本で同様の仕事をするよりも高い給与をもらえることも少なくありません。また、業務によっては英語などの言語をあまり話せなくて大丈夫という求人もあるので、言語に自信がない方もシンガポールでの転職先を見つけられる可能性があります。

一方、日本人に限定せずすべての人を対象した企業や外資系企業では、旅行代理店やマッサージ店、飲食店など一般の店舗での勤務をするものが多くあります。そのため、特殊なスキルや経験がなくても、その分野での仕事をしたことがあるとか、ある程度サービス業に携わったことがあれば大丈夫というところがほとんどです。

ただ、お客様とのコミュニケーションが大事ですので、少なくとも日常会話程度の英語を話せることを条件としていることが多く、それをパスする必要があります。

シンガポールではさらに高度な知識や経歴が必要とされる仕事もありますがサービス業ではアジア周辺での中枢機能としてマーケティングや管理職が見られます。年収も1000万円を超える求人が多いので日本からシンガポールにチャレンジとして転職を考えている方はこのような求人情報を探すとよいです。

経理・財務など事務職での転職活動のあれこれ給与や待遇面も

シンガポールは貿易と金融の中心地として、大きなマーケットを形成しています。そのため、日本からだけでなく世界中から金融や財務の企業が集まっています。こうした状況にあるため、経理や財務の求人は大変多く、スキルに応じて様々な職種を選べることも、就職希望先の選択肢を増やすことができる理由となっています。

経理の職を探しているのであれば、まず日系企業の通常事務の一部としての業務を探すか、国際的な基準に従った業務を行える職場を探すかの選択をすることになります。シンガポールにはたくさんの日系企業がありますので転職をする価値はあります。企業内で普通の事務仕事として財務管理に携わることもできます。その際には、高度な専門知識やスキル、言語力といったものはあまり必要なく、日本国内で求められるようなもので十分です。そのため、より就職希望先の幅が広がります。専門スキルが必要とされない分、一般事務職と同じくらいの待遇で、SGD2800くらいからの給与が多くなるでしょう。

もう一つは、国際会計や高度な財務管理ができる人材となり、この場合は貿易関連の会社や商社、金融機関での勤務が可能となります。この分野のスペシャリストとして需要も多く、当然待遇も良くなります。業種や経験により給与は異なりますが、SGD5000という設定をしているところもあります。また、長期間業務を行ってほしいという企業の思惑もあって、住宅手当や社宅制度の適用がされることもあるので、より快適な生活を送ることもできるでしょう。

ワーキングホリデーは可能??対象となる日本人と学歴の条件とは

シンガポールに生活し働くためには様々な方法がありますが、そのうちの一つにワーキングホリデーという手段があります。ワーキングホリデーとは、両国の間で取り決められた制度で、若者が該当国についての理解を深めるために、一定期間居住しつつ、定められた職種の中で仕事もできるというもので、専用のビザが与えられます。日本からは様々な国にワーキングホリデーを利用していくことができますが、シンガポールもその一つの国です。

しかし、シンガポールへのワーキングホリデー利用は他の国々とはだいぶ異なっています。その大きな特徴の一つが、制度利用の条件が特定の大学の学生もしくは卒業生でなければならないというものです。しかし、指定された世界の大学ランキングで200位以上に入っている大学のみとなっていて、かなり狭き門と言えます。というのも、現在日本においてそのランキング内に入っているのは11大学だけですので、この大学の学生か卒業生のみがワーキングホリデービザをもらえるということになります。

この条件の目的ははっきりとしていて、優秀な人材を招くことでシンガポールの発展を促すというものです。もちろん、こうした限定を行うことで移民関連の問題を未然に防ぐということもあります。シンガポールのワーキングホリデーでは、医師などの資格が必要な職業でなければどの職種でも行えるので、自由度が高いのがうれしいところです。また、様々な国の文化や言語を1カ所にいながら学べるというのが最大のメリットでしょう。

ワーホリ制度はしばしば変更になる可能性があり、最新情報はシンガポール国のページをご確認下さい。

日本とシンガポールの関係で産業の活性化が見込まれている

シンガポールは観光産業が活性化し、今や多くの外国人が入国しているといわれています。その理由は、2015年12月にカジノで成功したことが大きく関係しており、2009年の入国外国人1,000万人弱に比べると10%以上も伸びています。もちろん日本からの訪問客も年々増加傾向にあり、2010年から2011年にかけては前年よりも約24.3%も増加。シンガポールには大手2社のカジノが存在し、それぞれが戦略的に棲み分けを行っていることで、成功に繋がっています。それは今も尚拡大しており、シンガポールの観光産業を大きく活性化させているのでしょう。2社は、それぞれファミリー層向けとビジネスマン層向けにターゲットに分けられます。さらに、ファミリー層向けのカジノはユニバーサル・スタジオ・シンガポールと隣接しており、大人から子供まで娯楽を楽しむことができます。

こういった観光産業の活性化もあり、外国からのシンガポールへの投資額も跳ね上がっています。なかでも日本と英国は、肩を並べるほど。日本は各国へ投資を行っていますが、そのなかで第3位がシンガポールです。ちなみに、第1位は米国、第2位は中国。また、シンガポールは2.4兆の市場を持っているという大きなメリットがあります。そのため、国家としても安定しており、信頼度が高く経済や産業は上々といえるでしょう。政治や行政などの信頼性や確実性は、日本の企業にとって多大な魅力といっても過言ではないと思います。

経済や産業が好調のシンガポールは、今後も大きな成長が期待できる国です。それは、経済が上々というだけでなく、教育水準が高く語学能力が高い人が多いからでしょう。日本企業にとって、中国語や英語も話せ、さらには中国の文化を知っている人材が豊富なシンガポールは重宝されるに違いありません。アジア各国の足掛かりとしても、シンガポールと日本の関係はどんどん深まっていくのではないでしょうか。